「懲戒解雇されると人生終了でやばいのかな? 実際の事例や転職活動で隠すとどうなるのかについても知りたい! 」
労働者が大きな問題を起こしたときのペナルティ「懲戒解雇」。
職を失う非常に重い処分なので「懲戒解雇されると人生終了」といった噂もありますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
- 懲戒解雇になったときのデメリットとは?
- 懲戒解雇された後に再就職はできるのか?
- 懲戒解雇から人生を逆転させるには?
など、懲戒解雇された場合にどんなことが起こるのかについて知っておきたいところ。
そういうわけで今回は、『懲戒解雇で人生終了するという噂の真相』や、『再就職するための対処法』についてお話していきます。
懲戒解雇が実際に適用される事例についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください!
目次
懲戒解雇で人生終了?懲戒解雇になると起こるやばいデメリットとは?

「懲戒解雇」は労働者に対するもっとも重い処分といわれています。
だからこそ、もし懲戒解雇になってしまった場合、現職を辞めさせられるほかにどんなやばいデメリットがあるのか気になりますよね。
また、実際に懲戒解雇になってしまうケースについても知っておきたいところ。
というわけでここでは、懲戒解雇が適用される事例をご紹介しつつ、懲戒解雇されると人生終了なのかについて取り上げていきます!
懲戒解雇が適用される事例とは?転職活動で隠すのは大丈夫?
「懲戒解雇」が適用されるのは、たとえば労働者が重大な犯罪を犯したり、著しく勤務態度に問題があったりする場合です。
具体的な懲戒解雇の事例としては、以下のようなケースが挙げられます。
- 社内の立場を利用して横領や架空取引などをした
- 会社の評判を大きく落とすような犯罪を犯した
- 採用に影響するほどの経歴詐称が発覚した
- 無断欠勤を長期間続けた
- 悪質なハラスメント行為を働いた
- 解雇以外の懲戒処分を受けても改善が見られなかった
このように、懲戒解雇される場合としては、会社が大きな損害をこうむるケースや、勤務中の態度・行動が非常に悪いケースが代表的です。
こうした背景から、転職活動で不利になると考え、懲戒解雇された事実を隠したい人は多いはず。
ですが、もし懲戒解雇されたことを黙っていると、場合によっては経歴詐称に該当してしまうケースもあるんです。
それ以前に、隠していたことが入社後や採用面接中に判明すると、一気に信用を失ってしまいます。
これらのことから、懲戒解雇されたことを隠すのはリスクが高く、転職活動ではやらないほうが良いといえるでしょう!
懲戒解雇になると収入が途絶える?失業保険をもらうことはできる!
懲戒解雇になると収入が途絶えるという怖い噂もありますが、果たして本当なのでしょうか?
結論からいうと、今の仕事を続けられず給料が入らない状態になるので、再就職できるまで収入が途絶えるケースもあり得ます。
また、懲戒解雇の場合は予告なしで解雇されたり、退職金が不支給・減額になったりすることも。
したがって、リストラをはじめとする会社都合の解雇と比べると、金銭的に厳しくなる可能性は高いと考えておくべきでしょう。
とはいえ、懲戒解雇された人であっても、失業保険の手当をもらうこと自体は可能です。
ただし、懲戒解雇になってしまうと、手当がもらえるようになるまでの期間が通常時より長くなるというデメリットがあります。
支給開始まで3ヵ月程度かかることが多いといわれているので、その点は注意しておくと良いでしょう!
懲戒解雇になると再就職は難しい?ハローワークから斡旋されにくい?
結論、懲戒解雇になると、再就職は難しくなると考えられます。
なぜなら、実質的に仕事選びで制限がかかったり採用されにくくなったりするので、単純に就職自体の難易度が上がるから。
たとえば、金融・警備などの業界や上場企業ではビジネス上、信用が非常に重要です。
こうした背景から、懲戒解雇された人は会社の信用を下げる可能性があるとみなされ、なかなか採用してもらえない傾向があります。
そう聞くと、「ハローワークからも仕事を斡旋されにくくなるのかな? 」と不安になる人もいるはず。
ですが、ハローワークは懲戒解雇されていても問題なく利用できる仕組みになっているので、心配する必要はないでしょう。
むしろ、訳アリの人OKの企業を探してくれたり企業側と事前に話をつけたりと手助けしてくれることも。
通常時に比べて難しくなるものの十分再就職は可能なので、「懲戒解雇されたから人生終了だ」と諦めるのはまだ早いです!
懲戒解雇でも人生終了じゃない!再就職するために残された対処法とは?

懲戒解雇されてしまった場合はデメリットが大きいので、「人生終了だ」と思ってしまいますよね。
ですが、大事なのはこれからどうしていくかなので、たとえ懲戒解雇になったとしてもまだ諦める必要はありません。
そういうわけでここからは、再就職するために残された対処法についてご紹介していきます!
懲戒解雇されたことを素直に話す!大事なのはこれからのあなた!
以下のような理由から、再就職をスムーズに実現するには、懲戒解雇されたことを素直に話すのが無難といえます。
- 懲戒解雇されたことを話さないと経歴詐称に該当するリスクがある
- 何かのきっかけで採用面接中や入社後にバレる可能性がある
- 話すことで入社後に安心して働ける
懲戒解雇されてしまった場合、そのことを隠したとしても、結局何かのきっかけでばれてしまう可能性があります。
たとえば、入社後の言動でぼろが出たり、提出書類の記載事項から気づかれたりなど。
こうした不安を抱えながら生活したくなければ、懲戒解雇されたことやその理由について転職先にはっきり伝えるのがおすすめです。
また、自分の落ち度を認めたほうが、退職理由をぼかした場合より結果的に採用されやすくなるはず。
大事なのはこれからのあなたの仕事ぶりなので、懲戒解雇されたことを隠すのはやめて、反省の気持ちをアピールするのが良いでしょう!
懲戒解雇されたことは質問されない限り話さない!法律上は問題ない?
懲戒解雇された場合、質問されない限りそのことについて話さないのも重要です。
実は日本の法律上、転職者が「自分から」採用で不利になる情報を伝える必要はないとされているんですね。
ただし、この場合に注意するべきなのは、経歴について虚偽の回答をしてはいけない点です。
例を挙げると、採用選考時にうその退職理由を言ってしまったら、経歴詐称とみなされても仕方ないでしょう。
とくに悪質なケースでは、それを理由に解雇されてしまうこともあり得ます。
そもそも解雇されなかったとしても、経歴詐称がバレると会社や同僚からの信頼を失い、働きづらくなることは間違いありません。
転職先から質問された場合は、懲戒解雇されたことについて正直に答えるのがおすすめです!
懲戒解雇は家族にバレる?家族に話して理解を得るのも大切なこと
懲戒解雇をされた場合、家族にバレてしまうのかどうかというのは気になるところ。
結論からいうと、懲戒解雇になったことは高確率で家族にバレるので、その前に自分から伝えておくのが無難でしょう。
たとえば、バレるきっかけとしては以下のようなものが挙げられます。
- 突然会社に行かなくなる
- 転職活動が異常に長引く
- 保険証の記載事項が変わる
- ハローワークから書類が届く
懲戒解雇されると会社に行かなくなったり転職活動を始めたりするので、少なくとも退職したことはすぐにバレるでしょう。
また、通常より転職活動が長引きがちなので、もし隠すなら長期間うそをつき続けることになります。
そうすると、長期化すればするほどぼろが出やすくなりますし、家族をだまし続けること自体も精神的につらいですよね。
逆に、家族に正直に話して理解を得られれば、金銭的・精神的に支えてもらえることもあります。
再就職へのモチベーションも上がりやすくなるので、一人ですべてを抱え込むより、家族と協力できないか考えてみてください!
懲戒解雇から人生逆転させよう!独立起業やフリーランスになる人も多い?

懲戒解雇から人生逆転させたい人は、独立起業やフリーランスになるのもおすすめです。
なぜなら、企業・団体に再就職するのと比べて、独立起業・フリーランスになる場合は以下のようなメリットがあるから。
- これまでの経歴にかかわらず稼げる
- 人脈がなくてもなんとかなる
独立起業やフリーランスになれば、誰かに雇われることなく一人で稼げます。
すなわち、懲戒解雇された経歴があったとしてもクビになることはなく、ビジネスさえうまくいけば生計を立てられるということ。
また、現在はインターネットが発展していて、人脈がなくても稼げるようになっています。
たとえば、フリーランスのエージェントサイトやクラウドソーシングサイトを利用すれば、誰でも全国から仕事をもらえるんです。
懲戒解雇されると前職の人脈を活かせないケースが多いので、これは大きなメリットといえるでしょう。
このように、懲戒解雇されてしまったとしても、独立起業やフリーランスになることで人生逆転を狙うことが可能です。
もしなかなか再就職ができないなら、ぜひこうした選択肢も検討してみてください!
まとめ

今回は、懲戒解雇で人生終了するという噂の真相、そして懲戒解雇後に再就職するための方法についてご紹介しました。
懲戒解雇は非常に重いペナルティなので、解雇された人が人生終了と思うのも無理はありません。
確かにデメリットは大きいですが、懲戒解雇されたことを素直に話すといった誠実な行動を心がければ、再就職することも十分可能です。
なので、「懲戒解雇されたら人生終了」という噂は真実ではないといえるでしょう。
今回は、懲戒解雇された後に人生逆転を狙う方法として、独立起業・フリーランスになる選択肢もご紹介しました。
もし再就職できずに苦労しているなら、ぜひこちらも参考にしてみてください!
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