「ITベンチャーはやめとけと聞くけど本当なの?新卒でベンチャー企業に入社すると地獄を見るのか知りたい!」
近年インターネットビジネスが飛躍的に発展したことで注目されているIT業界は、「仕事がきつい」と噂されています。
そのせいか、「ITベンチャーはやめとけ」という声も多いんです。
そんな声を聞くと、これから新卒でITベンチャーに入社する人は「やめておいたほうがよかったのかな……」と、不安になってしまいますよね。
- ITベンチャーは本当にやめといたほうがいい?
- ITベンチャーはやめとけと言われる理由は?
- 新卒でベンチャー企業に入ると地獄なの?
など、ITベンチャーで働く前にいろいろと把握しておきたいところでしょう。
そういうわけで今回は、『ITベンチャーは本当にやめといたほうがいいのか』や『ITベンチャーはやめとけと言われる理由』についてご紹介していきます。
「新卒でITベンチャーに入ると地獄なのか?」についても取り上げるので、ぜひ参考にしてください!
Table of Contents
ITベンチャー企業とは?ITベンチャーはやめとけと言われる理由!
『ITベンチャー企業』とは、WebサービスやITサービス・ソフトウェア開発など、IT関連の事業を新たに展開する企業のことをいいます。
IT関連の新しいビジネスやサービスを展開するところに、やりがいを感じる人も多いです。
はたから見ると魅力的に感じるITベンチャーですが、どうして「やめとけ」と言われのでしょうか。
というわけで先ずは、『ITベンチャーはやめとけと言われる理由』についてお話していきます!
ITベンチャーとは?ベンチャー企業はハードワークって本当なの?
ITベンチャーとは先述した通り、『IT関連の事業を新たに展開するベンチャー企業』のことです。
そんなベンチャー企業の多くは、創業して間もない「小規模の会社」なので、わずかな人員で会社の実績を上げていかねばならない状況にあります。
なので、社員一人ひとりに多くの負荷がかかりやすいんです。
おそらく、新卒でベンチャー企業に入社したら、いきなり多くの業務を任されることになるでしょう。
このようなことがあるため「ITベンチャーはハードワークだからやめとけ」と言われるんですね。
また、ITベンチャーでは自分の意見や考えを出しながら仕事を進めていくので、そのような訓練をしていない人にとってはとても過酷な環境になるでしょう。
加えて、労働時間が長くなりがちだったり休日出勤が当たり前だったりするので、ゆっくり休む時間もとりにくいです。
もともとIT業界で働いていた人でも、ベンチャー企業に転職するとハードに感じられるでしょう。
よほどメンタルが強かったり体力があったりする人でも、知らず知らずのうちに疲労が蓄積されるはずです!
ITベンチャーはやめとけ?ブラックで地獄?2chでの評判をご紹介!
ITベンチャーはやりがいがあるものの、労働環境においてブラックな部分が多いので「やめとけ」と言われることもあります。
それが本当なのか、実際にITベンチャーで働いている人の声から、その環境を見ていきましょう。
ここでは、掲示板の2ch(現在の5ch)にあるITベンチャーの評判をご紹介していきます!
良い意味でも悪い意味でもルールがないから好きにできる
総務も人事も経理もいないから何も言われないけど何もしてくれない
ボーナスない。年俸
そもそも誰も記録してないし記録しても集計するやつがいないからわからん
みんな勤務時間知ってるのすげーなって思う
1日12時間で25日くらいは確実に出てるから300時間は余裕でいってんじゃないか
プロジェクト複数掛け持ちとか考えられねえや
こっちは定期炎上案件一つでもう複数人病院送りになってるのにようやるなあ
1日12時間労働だったり複数のプロジェクトを掛け持ちさせられたりと、かなり過酷な労働環境であることがうかがえますね。
中には、複数人が病院送りになる程ブラックな企業もあるようです。
「ルールがないから働きやすい」という声もありますが、その反面、労働管理や健康管理を自分自身で行わなければならないので不便さもあるでしょう。
新卒でこのような労働環境に入っていくと、つらくて辞めたくなってしまうかもしれません!
やめとけ!と言われるITベンチャー企業と大企業の仕事や待遇の違い
ここまで、ITベンチャーはやめとけと言われる理由や、掲示板の評判をご紹介してきました。
あまり良い印象がわかないITベンチャーですが、大企業とどんな差があるのでしょうか。
というわけでここからは、『ITベンチャーと大企業の仕事や待遇の違い』についてお話していきます!
仕事の違い!自発的に知識やスキルを磨く努力が欠かせない?
大企業は基本的に業務を選べません。
採用時に配属される部署は決まっているので、あとは会社から与えられた業務をこなすだけです。
一方、ITベンチャーは『自分のことは自分でやる』という業務形態です。
要するに、自分に関わる業務は一人でこなし、なおかつ自発的に知識やスキルを磨いてレベルアップしていかなければならないということ。
そんなITベンチャーでは、それぞれの社員が新しいアイデアを持ち寄ってビジネスを展開することも多いです。
なので、「誰も教えてくれないから」と自分で積極的に努力することを怠れば、周りの足を引っ張ってしまうことになります。
自分が成長するために積極的に勉強する人にとってはやりがいがあるかもしれません。
でもそうでない人は、ITベンチャーで働くことを苦痛に感じる可能性が高いです!
待遇の違い!福利厚生が充実しているベンチャーは少ない?
ほとんどの大企業は、福利厚生の種類が多く生活補助も充実しています。
一方ITベンチャーは、福利厚生が充実していないところがほとんどです。
ですが、ベンチャー企業には、以下のようなユニークで新しい形の福利厚生が用意されていることもあります。
- ネイル代補助制度
- リモートワーク補助制度
- ペット同伴出社可能制度
このように、成長段階のベンチャー企業では、人材確保のためにユニークな福利厚生制度を用意しているところがたくさんあるんですね。
福利厚生を強みとして認知度を上げ、人材確保につなげるのが狙いと言えます!
給料の違い!給与水準は低め、昇給は業績次第の企業が多い?
大企業は、入社から退社まで一貫して給料が安定しているところがほとんどです。
また、毎年緩やかに昇級していくのが一般的と言えます。
一方、ITベンチャーの給与水準は低めであることが多く、残業代や家賃補助などの手当てもありません。
その代わり、ITベンチャーは業績次第で昇給を見込める場合が多いです。
とはいえ、新卒やIT業界初心者の人がITベンチャーで実績を積むには時間がかかります。
なので、いずれにせよはじめの数年は安い給料でハードワークをこなさなければならない可能性が高いんですね!
ベンチャー企業に向いてる人の特徴!当てはまらない新卒はやめとけ!
これまでITベンチャーの過酷な部分をメインにご紹介してきました。
多くの人はその過酷さに「自分にベンチャー企業は向いていないのではないか」と感じたかもしれませんね。
でも、ITベンチャーに向いてる人もいるんです。
これから『ベンチャー企業に向いている人の特徴』をご紹介するので、自分に当てはまっているかどうかを見てみてください。
もしいずれにも当てはまらない新卒の人は、ベンチャー企業で働くのを辞めたほうがいいかもしれません!
どんな仕事にも全力で取り組める人
どんな仕事にも全力で取り組める人は、ITベンチャーに向いています。
というのも、ITベンチャーでは社内業務をまんべんなくこなさなければならないので、どんな仕事でも取り組める人でなければそもそも務まらないんです。
具体的には、ITに関することはもちろん、総務・経理・営業など、さまざまな業務に全力で取り組む必要があります。
なぜなら、ITベンチャーは少人数で運営していることが多いため、仕事を選り好みできる環境ではないからです。
その代わり、さまざまな業務をこなせるようになることで得られる知識やスキルは一生モノになります。
いろんなスキルを身につけたい、どんなことでもやってみたいという人は、ITベンチャーに向いていると言えます!
さまざまな経験をして成長を楽しみたいと考えてる人
さまざまな経験を通して成長を楽しみたいと考えている人は、ITベンチャーに向いてると言えます。
ITベンチャーは大企業と違い、さまざまな業務を経験できるところがメリットです。
たとえば、企画・開発・営業などに関わることで、新しいサービスを生み出す度に大きく自己成長できるでしょう。
もちろん、そのためには日々の勉強が欠かせません。
さまざまな経験をして自己成長するために楽しんで勉強できる人は、ベンチャー企業に向いていると言えます!
変化や挑戦を楽しめる人
IT業界は常に新しいビジネスやサービスが生まれるので変化が早いです。
そういった変化を前向きに捉え、挑戦することを楽める人はITベンチャーに向いています。
そういう人材はおそらくどんな業界でもやっていけますが、あえて過酷なベンチャー企業に身を置くことで、より多くの変化や挑戦を楽しめるはずです。
新卒の人でも、挑戦する意欲と根性があるならば、ITベンチャーに就職することをお勧めします!
いずれ起業や独立を考えている人
いずれ起業や独立を考えている人も、ITベンチャーに向いています。
一般企業ではなくITベンチャーに勤めたほうが、会社運営のノウハウを身につけやすいからです。
起業や独立をしたら、社内業務をすべて自分でこなさなければなりません。
なので、起業・独立する前にITベンチャーに勤めて、企画や開発・営業など、さまざまな業務経験をしておくんです。
そうすることで、起業した後の事業展開がスムーズになりますよ!
まとめ
今回は、『ITベンチャーは本当にやめといたほうがいいのか』や『ITベンチャーはやめとけと言われる理由』についてご紹介しました。
結論、「新卒からITベンチャーをやめたほうがいいかどうかは人による」と言えます。
自分で考えて行動したり、成長するためにさまざまなことを経験したりを楽しめる人は、むしろITベンチャーで働くほうが良いでしょう。
逆に、ハードワークや自由すぎる業務形態を避けたい人は、ITベンチャーで働かないほうがいいです。
とくに、今回ご紹介した『ITベンチャーに向いている人の特徴』に当てはまらなかった人は、就職してから地獄を見る可能性があります。
新卒でITベンチャーに就職しようと思っている人は、あらめて「本当に働けるかどうか」を考え直してみてください!
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