適応障害での退職は逃げじゃない!退職するときにすべきことも

適応障害での退職は逃げじゃない!退職するときにすべきことも

 

「適応障害になってしまって退職をしたい…。でもこれってただの逃げなのかな」

 

適応障害は人によって症状が違うため、なかなか周りに理解がされにくく、苦しいですよね。

「このまま仕事を続けられそうにないけれど、適応障害での退職は逃げだと言われそうだし、今後どうすればいいんだろう。」このように悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、『適応障害で退職することが逃げではない理由と、退職をするときにすべきこと』についてお話していきます。

さらに、適応障害で退職する場合に何をすべきかについても取り上げているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

適応障害とは?適応障害は大切な心身のSOSサイン!

適応障害での退職は逃げじゃない!退職するときにすべきことも

 

適応障害とは、ストレスが原因で日常生活を送ることが困難になってしまう状態のことです。

誰にでも起こる可能性のある心の病気の一つで、社会人の場合は社内の人間関係や仕事内容が影響して発症することが多くあります。

 

適応障害の症状には、気分が憂うつになって落ち込む、不安や心配が強い、焦るなどの症状があるほか、涙もろくなって泣いてしまう、睡眠障害、日常生活に支障が出て会社に行くことができないなどの症状が見られることもあります。

適応障害の症状は、その人の生活や職場環境などによって、さまざまなため「適応障害は病気ではない」と周りから言われたり、「このくらい大丈夫」と我慢してしまう人もいます。

 

しかし、適応障害は心身からの大切なSOSサインです!

放っておくと、うつ病になったり、より深刻な症状を引き起こしてしまう可能性があるため、無理をせず原因となっているストレスを取り除くことが、症状を回復させるために重要となるのです。

 

適応障害で退職するのは逃げじゃない!退職を考えても良い理由

適応障害での退職は逃げじゃない!退職するときにすべきことも

 

適応障害で退職をするのは、まったく逃げではありません。

むしろ、適応障害になってしまったら、以下の理由から退職を考えた方がいいとも言えます。

 

  • 何よりもすぐしっかり休むことが大切だから
  • 無理をして悪化すると治るのに長い時間がかかるから
  • 無理をして働いても仕事の能率は上がらないから
  • 体調が戻ればまた元気に働けるから
  • 辛い状態のままでいると毎日を楽しく過ごせないから

 

1日も早く症状を回復させるためにも、それぞれ詳しくみていきましょう!

 

何よりもすぐしっかり休むことが大切だから

 

適応障害が理由で退職してもいい1番の理由は、何よりもすぐに、しっかりと休むことが大切だからです。

適応障害にかかってしまったということは、それだけ心身に大きなストレスがかかっている状態と言えます。

 

適応障害は、ストレスの原因がハッキリとしていることが特徴のため、ストレスの原因を取り除くことで症状を改善、または回復させることができます。

社内の人間関係や、仕事の内容など、仕事に関わることがストレスの原因なのであれば、退職して、きちんとストレスの原因を取り除くことで、また心身の健康を取り戻すことができるのです。

 

無理をして悪化すると治るのに長い時間がかかるから

 

適応障害になってしまった状態で無理をすると、症状が悪化し、治るまでに長く時間がかかってしまう場合があります。

適応障害は症状が長引くと、うつ病に移行しやすいからです。

 

うつ病になってしまうと、症状によっては社会復帰が難しくなることもあります。

なお、適応障害の症状を治すには、ストレスの原因を取り除くことがもっとも重要です。

 

「まだ大丈夫」と放っておかずに、しっかり休んで症状を回復させることを最優先してください。

 

無理をして働いても仕事の能率は上がらないから

 

無理をして働いていても仕事の能率は上がらない、というのも、適応障害で退職をしてもいい理由の一つです。

適応障害には、気分の落ち込みや意欲の低下、不安症状などがあり、感情をコントロールすることが難しくなってしまうもの。

 

その状態で無理をして仕事をしても、これまでと同じ能率で仕事をすることは難しく、普段は起こりえないミスや失敗をしてしまう可能性もあるからです。

適応障害は人によって症状がさまざまなため、理解のない人から「適応障害で辞めるなんて逃げだ」と言われても鵜呑みにする必要はありません。

 

ストレスの感じ方は、人それぞれ。

ある人にとって大きなストレスになることが、別の人にとってはまったくストレスにならない、ということはよくあることです。

 

「みんなができているから」と無理をして仕事を続けずに、自分の心身を最優先に退職をしてもいいのです。

 

体調が戻ればまた元気に働けるから

 

体調が戻り、また心身が健康になれば元気に働ける、というのも適応障害で退職していい理由になります。

心身が健康になれば、今より自分に合った仕事を見つけて、またやり直すことができるからです。

 

仕事は自分の人生を豊かにするためのもので、人生を壊すためのものではありません。

心身を追い詰められてまで、無理して仕事をする必要はないのです。

 

まずは、しっかり休むことを最優先にしましょう。

 

辛い状態のままでいると毎日を楽しく過ごせないから

 

辛いと感じるままの状態でいると毎日を楽しく過ごせない、というのも退職を考えていい理由になります。

適応障害は、心身に支障をきたすストレスの原因がハッキリしていることが特徴。

 

ストレスの原因から離れることで、症状は軽減され、また毎日を楽しく過ごしたり、意欲をもって仕事に取り組むことができるようになるのです。

適応障害を理由に退職をすることについて、「こんなことで逃げてはいけない」「会社に迷惑をかけてはいけない」と考えてしまう人もいるかもしれません。

 

しかし、適応障害による退職は逃げではなく、自分の人生のためにキャリアチェンジや結婚を機に退職するのと同じ、人生の選択の一つなのです。

適応障害による退職を逃げだと思わずに、自分の心身の健康や今後の人生をよりよいものにするための前向きな決断として考えるようにしましょう。

 

適応障害で退職をする場合は何をすべき?まず医師に相談!

適応障害での退職は逃げじゃない!退職するときにすべきことも

 

適応障害で退職をする場合には、まず医師に相談をすることから始めましょう。

その後、以下の対処法を行うことをおすすめします。

 

  • 医師の診察を受けて診断書をもらう
  • 診断書を会社側に提出する
  • 休職できるようなら休職も検討する
  • 傷病手当金など、お金に関する手続きについて相談する

 

それぞれ、きちんと退職をするために必要なステップです。

詳しくみていきましょう!

 

医師の診察を受けて診断書をもらう

 

適応障害で退職をする場合、まずは心療内科か精神科を受診して医師からの診断書をもらいましょう。

診断書がないと退職ができないわけではありませんが、診断書があることで退職の話を進めやすくなったり、会社に退職を認めてもらうための大きな後押しとなるからです。

 

もし、適応障害は病気ではないと考えている上司がいるのであれば、診断書を出すことで、あなたは医師も認める休養が必要な状態であると証明をすることもできます。

心療内科や精神科では、診断書を出してくれるだけではなく、専門家によるカウンセリングを受けることも可能です。

 

適応障害を改善、回復するためには、専門家に話を聞いてもらい、服薬治療や心理療法などのアドバイスを受けることが重要なので、ぜひ一度訪問してみてください。

 

診断書を会社側に提出する

 

心療内科や精神科で、医師から適応障害の診断書をもらったら、すぐに会社に提出しましょう。

すでに退職をしたいと思っているのであれば、上司に話すときは「退職の相談」ではなく、「退職の報告」をすることを心がけることをおすすめします。

 

相談として話をしてしまうと、上司から退職を引き止められてしまう可能性もあるからです。

診断書を提出する際は、うまく話がまとまらなくてもいいので、適応障害で辛いと感じていることなどを上司に話してみてください。

 

医師からの診断書がきちんとあり、かつ辛い思いなどを伝えることで、会社側に状況をきちんと理解してもらい、すぐに退職を認めてもらいましょう。

 

休職できるようなら休職も検討する

 

社内で休職ができるようであれば、退職を決断する前に一度休職を検討してみるのも一つの方法です。

適応障害を改善するためには、ストレスの原因を取り除き、心身ともにしっかりと休むことがとても重要だからです。

 

数日間、有給を取って休んだからといって適応障害を改善することは難しいですが、2~3ヶ月休職してしっかりと休養することで、症状を改善し、職場復帰をすることは可能です。

「適応障害で仕事を続けるのは辛いけれど退職までは決めきれない」「今の仕事はやめたくない」という場合は、休職をしてストレスの原因を取り除いた上で、今後についてゆっくり考えてみるのもおすすめです。

 

まずは、上司や人事部に休職について相談してみましょう。

 

傷病手当金など、お金に関する手続きについて相談する

 

適応障害の改善のために通院をするとなると、お金がかかるもの。

また、改善や回復までの期間は人や症状によって異なるため、いつ良くなるかが予想しにくく、通院費や生活費が不安になりますよね。

 

実は、適応障害による休職期間は、傷病手当金や給付金などを受け取ることができる場合があります。

しかし、傷病手当金を受け取るための条件や、提出が必要な書類などは、会社ごとに異なるもの。

 

条件や書類を細かく確認するのは大変という場合は、退職代行サービスに依頼をすることで面倒な作業を省き、その分の時間を心身の休養に充てることができます。

また、退職代行サービスは、お金に関する手続きの相談ができるだけでなく、上司への退職の報告や退職に関わる各種手続きを、すべて退職者本人に変わって行ってくれます。

 

LINEで無料相談や、申し込みができるので、余計なストレスをかけずに退職ができておすすめです。

 

まとめ

適応障害での退職は逃げじゃない!退職するときにすべきことも
 

 

今回は『適応障害で退職することが逃げではない理由と、退職をするときにすべきこと』についてお話しました。

適応障害による退職は、まったく逃げではなく、むしろ以下の理由から退職を考えていいことなのです。

 

  • 何よりもすぐしっかり休むことが大切だから
  • 無理をして悪化すると治るのに長い時間がかかるから
  • 無理をして働いても仕事の能率は上がらないから
  • 体調が戻ればまた元気に働けるから
  • 辛い状態のままでいると毎日を楽しく過ごせないから

 

また、実際に適応障害で退職をする場合にすべきこととしては、以下をご紹介しました。

 

  • 医師の診察を受けて診断書をもらう
  • 診断書を会社側に提出する
  • 休職できるようなら休職も検討する
  • 傷病手当金など、お金に関する手続きについて相談する

 

適応障害は、誰にでも発症する可能性があります。

適応障害になってしまったからと自分を責めたり、恥ずかしがる必要はありません。

 

また、適応障害を理由に退職をすることは、逃げではなく、キャリアアップのための転職や結婚を機に退職することと同じように、よりより将来のための選択の一つなのです。

適応障害は、ストレスの原因をきちんと取り除き、休養することで、しっかり改善することができます。

 

症状が悪化して社会復帰できなくなってしまわないよう、思い切って退職をしてしっかり休養をしてください!

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です