「仕事を休みたいけれど、精神的に疲れたことが理由で休めるのかな?どうやって休めばいいのか知りたい!」
会社で働いていると、人間関係や仕事のことでストレスを抱えがちです。
精神的に疲れてしまって、仕事を休みたいと考える人も多いのではないでしょうか。
- 仕事を休んでもいい?
- 精神的に疲れたことは会社を休む理由になる?
- どうやって休めばいいか知りたい!
などを知って、精神的に疲れている方は仕事を休む際の参考にしたいはずです。
そういうわけで今回は、『精神的に疲れたことが理由で休んでもいいのか』についてお話ししていきます。
併せて、精神的に疲れたときの休み方と会社への伝え方についても触れていくので、ぜひ参考にしてみてください!
Table of Contents
結論!精神的に疲れた時仕事は休むのが正解! その理由は?
結論から言うと、精神的に疲れた時は仕事を休むのが正解です。
その理由について、以下の通り述べていきます。
- 出勤しても集中して仕事をすることができない
- ミスや事故で会社に迷惑をかける可能性が高い
- 無理に働くとより心身を壊してしまう可能性が高い
それぞれ掘り下げてお話ししていくので、さっそく見ていきましょう!
出勤しても集中して仕事ができない
精神的に疲れた時に出勤しても集中して仕事ができないため、休むのが正解です。
蓄積した疲労は脳にもダメージを与え、注意力や集中力を低下させる原因になります。
精神的に疲れているため、集中したくても無意識で忘れ物をしたり書類の誤送付があったりなどのケアレスミスを起こす可能性も。
また、人の話もきちんと耳に入ってこなくなることから、「報連相」がスムーズに行えません。
そうなると社内でのコミュニケーションにも支障が出てしまいます。
周囲の同僚や上司、部下らに迷惑をかけてしまうでしょう。
業務上必要な連絡を怠ったり、上司に相談せずに仕事を進めたりすることが続くと、職場での信頼も失いかねません。
失敗した内容によっては、取引先にも影響を及ぼすこともあります。
すべては精神的に疲れているせいなのですが、周りは気づいてくれないことがほとんど。
本人の自覚なく仕事のパフォーマンスが落ちているにもかかわらず、職場での評価は下がっていく一方でしょう。
「サボっている」「やる気がない」などと思われてしまうでしょう。
そうならないためにも、精神的に疲れた時は休むのが正解なんです。
ミスや事故で会社に迷惑をかける可能性が高い
精神的に疲れた時は仕事を休まないと、ミスや事故で会社に迷惑をかける可能性が高くなるでしょう。
例えば車通勤の場合、通勤途上で事故に遭う危険性が高まります。
精神的に疲れていると朝起きた時から憂鬱な気分であることが多く、その気持ちのまま車を運転すると非常に危険なんです。
電車通勤などでも、階段で転ぶなどケガをするリスクも高まるでしょう。
ぼんやりして重要書類を網棚に忘れてしまった!などのミスをするかもしれません。
さらに、出勤後も仕事が身に入らないことからミスをする恐れが高まります。
ケアレスミスならまだしも、機械操作などの業務に従事している人は、重大な事故につながることもあるんですね。
いずれにしても通勤途上を含め、業務上の事故は「労災」にあたり、会社の責任になります。
故意にミスをしたり事故を起こしたりするわけではありませんが、会社に迷惑をかけてしまうことには変わりありません。
また、会社に迷惑をかけたことでさらに精神的に追い込まれることも考えられます。
なので、精神的に疲れた時は仕事を休んで、一度気持ちを落ち着かせるのが正解なんです。
無理に働くとより心身を壊してしまう可能性が高い
精神的に疲れた時に無理に働くと、より心身を壊してしまうリスクが高くなるため仕事を休んだほうがいいでしょう。
疲れが取れていない状態で出勤すると、さらにストレスを増幅させることになりかねません。
精神的に疲れる原因が職場である以上、一度離れないと心身が回復しないんです。
疲労を感じることは体調不良を知らせる体からのアラームであり、無視し続けると確実に身体へ悪影響を及ぼします。
初期の段階であれば比較的体調も戻りやすいですが、慢性的な疲労はなかなか回復しません。
精神的に疲れたことを自覚しているのですから、思い切って会社を休みましょう。
なお、無理に働き続けることで、うつ病など精神的な病気にまで症状が発展する可能性もあります。
そうなると回復までさらに時間がかかってしまうんですね。
なので出勤して心身を壊し深刻な状況になる前に、仕事を休むようにしてください。
精神的に疲れた…こんな症状があったら休んだ方がいいサイン
精神的に疲れた時、以下のような症状があったら仕事を休んだ方が良いサインです。
- 食欲がない
- 眠れない
- 怒りっぽい
- 何をしても楽しくない
- 理由もなく涙が出る
- 消えてなくなりたい
- 仕事のパフォーマンスが明らかに落ちている
厚生労働省によると、上記のような症状が2週間以上続くとうつ病の疑いがあるとのことなので、早めに休むようにしましょう。(参考:こころの耳(厚生労働省))
また複数当てはまる場合も精神的にかなり疲れている状態なので、チェックすべきポイントです。
そして、以下の特徴や成分が入った食品の摂取量が増えていないかも考えてみましょう。
- 甘いもの
- 脂っぽいもの
- カフェイン
- アルコール
これらは普段の生活では自覚しづらいかもしれませんが、ストレス過多により摂取量が増えることが多いんです。
今までそんなことがなかったのにやたらと甘いおやつを食べる、連日唐揚げやとんかつなどを食べているときも一度立ち止まってみることをおすすめします。
コーヒーだけでなくエナジードリンクをよく飲む、夜はついついお酒を飲み過ぎるなども要注意です。
このように「いつもと違うこと」を感じとって心の不調にいち早く気づきましょう。
自己判断で大丈夫だと思ったり、仕事を休んではいけないと感じたりする必要はありません。
自分の身体の声に素直に耳を傾け、心身の健康を最優先に考え、勇気を出して会社を休むようにしてください。
精神的な理由で仕事休みたい…休み方と会社への正しい伝え方
精神的な理由で仕事を休む時の休み方と、会社への正しい伝え方について以下の内容でお話ししていきます。
- 前日or当日に欠勤を申し出る時の休み方
- 有給を利用して数日~1週間程度休みたいときの休み方
- 休職を利用してしばらく休みたい場合の休み方
ひとつずつ詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください!
前日or当日に欠勤を申し出る時の休み方
前日または当日に欠勤を申し出る時は、基本的に有給扱いになります。
前日であれば、直接口頭で上司に休むことを伝えましょう。
本来、年休取得は労働者が持っている権利のためどんな理由でも構いませんが、「通院のため」や「家事用件」が無難です。
精神的なことが原因で休む旨を伝えてもいいですが、上司に詮索されるのが負担になるようであれば別の理由を伝えましょう。
なお、当日に欠勤を申し出る場合は必ず上司に電話で伝えるようにしてください。
一般的にメールやSNSなどで伝えるのはあまり良い印象を与えないため、避けたほうがいいでしょう。
誰かに伝言を依頼するのもタブーです。
体調が悪すぎて会話できないなど、よほどのことがない限り電話するのがマナーだとされているため、覚えておいてください。
当日に欠勤する時の理由は、「体調不良のため」で問題ありません。
特に何の病気かなどは伝える必要はないでしょう。
有給を利用して数日~1週間程度休みたいときの休み方
有給を利用して数日~1週間程度休みたい時は、事前に上司に申し出ましょう。
その際、体調不良であることを正直に伝えたほうが休みやすいかもしれません。
というのも、数日~1週間会社を休むとその間の仕事を、上司または他の社員に託す必要があるからです。
休む理由がよくわからなかったり曖昧だったりすると、職場内で不信感を抱かれることもあるかもしれません。
精神的な理由であることを告げると上司から心配されますが、ここははっきり伝えて心置きなく休みましょう。
少なくとも、担当している業務が滞ることで周りに迷惑をかけますが、きちんと引き継いでおけば問題ありません。
また、部下をカバーするのが上司の仕事でもあるため、手順を踏んで休むのであればそれ以上のことは心配無用です。
休職を利用してしばらく休みたい場合の休み方
休職を利用してしばらく休みたい場合、会社によって規定が異なるためまずは就業規則を確認しましょう。
数日間の休みは有給で対応可能ですが、長期になる場合は休職することをおすすめします。
一般的に本人が病院から診断書を取得して上司に申し出れば、ほとんどの会社は休職できるはずです。
なお、「休職」となると給与の支給はありませんので、健康保険の「傷病手当金」を申請する流れになります。
傷病手当金は、会社を休んだ日が連続して3日間あったうえで、4日目以降の休んだ日に対して支給される制度です。
今一度、休職する際の流れを確認してみましょう。
- 休職に関する規定を就業規則で確認する
- 医師に診断書を書いてもらう(料金の目安3,000~10,000円)
- 直属の上司に申し出る
- 休職する
- 傷病手当金を申請する
傷病手当金は、支給開始日から通算して1年6か月まで受け取れるため、時間をかけてゆっくり体調を戻せるはずです。
精神面の回復に時間がかかりそうな場合は、休職を検討してみてください。
精神的な理由で仕事を休んだ際の心身の正しい休め方
精神的な理由で仕事を休んだ際の、心身の正しい休め方をご紹介します。
- 仕事のことを一切考えずやりたいことに没頭する
- 何もせず寝て過ごす・ぼーっと体を休める
- 自分にとってリフレッシュできることをする
- 信頼できる友人や専門医に話を聞いてもらう
休みの間に少しでも体調を回復させるためにも、これからお伝えする内容を参考にしてみてください!
仕事のことを一切考えずやりたいことに没頭する
休んでいる間は、仕事のことは一切考えるのをやめましょう。
趣味があれば打ち込んでもいいですし、その時に思いついたやりたいことに没頭すると、すべてを忘れられるのでおすすめです。
考えるなと言われても、気づくと仕事のことを考えているかもしれません。
そんなときは自分で「ストップ」と言って、仕事のことを考えるのを中止させて違うことを考えるようにしてみてください。
繰り返しているとだんだん仕事のことを考えなくなるようになります。
休んでいる間はとにかく体調を回復させるのが目的なので、好きなことを思いっきり楽しむのがポイントです。
とはいえ、精神的に疲れているため何もやる気が起きないかもしれません。
そんな時は無理をせず、あくまでも自分のペースで構いませんので思い立った時に動いてみるようにしてください。
肩の張らない内容の本を読んだり、美しい風景やかわいい動物の写真集を眺めたりするのもおすすめですよ。
何もせず寝て過ごす・ぼーっと体を休める
何もせず寝て過ごしたり、ぼーっとして体を休めたりするのもおすすめです。
疲れた時に思いっきり寝ると心身ともに回復するケースも多く、寝ている間は会社のことを考えずに済むというメリットもあります。
また、「ぼーっと体を休める」という意味で瞑想もおすすめです。
楽な姿勢で軽くまぶたを閉じ、そのまま数分間静止します。
その際、仕事で不安なことなどが頭に浮かんできても気にせず、ぼーっとして体を休めましょう。
ぼーっとする一例として瞑想を取り上げましたが、自分の思ったやり方で構いませんのでリラックスできる方法を探してみてください。
自分でなかなかうまくできないときは、お寺の座禅会などいくのもいいでしょう。
檀家でなくても出席できる座禅会もあるので、お近くの寺院に問い合わせてみてください。
自分にとってリフレッシュできることをする
精神的に疲れて仕事を休んだ時は、自分にとってリフレッシュできることをしましょう。
たとえば少し高いスイーツを買ってみたり、アロマを焚いてみたりなど、いつもより少し贅沢をすると気分が上がりやすくなります。
お風呂に好きな入浴剤を入れて、ゆっくりとバスタイムを楽しむのもいいでしょう。
五感を刺激して脳の疲労を回復させることで、精神面も落ち着くんですね。
また、散歩やジョギングなどで軽く体を動かすのも、手軽なリフレッシュ方法としておすすめです。
たとえ近所であっても、外の空気を思いっきり吸うだけでも気分が変わるでしょう。
素敵なお店を発見するなど、思いがけない収穫もあるかもしれません。
サイクリングで少し遠出するのも運動になりますし、気持ちもすっきりするはずです。
このように、ちょっとしたことでも気分がリフレッシュすることがあるため、ぜひ試してみてください。
信頼できる友人や専門医に話を聞いてもらう
仕事で精神的に疲れていることについて、信頼できる友人や専門医に話してみるのもおすすめです。
現在抱えている悩みや思いを吐き出すことは、ストレス発散につながります。
話を聞いてもらうだけでも気分がスッキリして、「また頑張ろう」と思うきっかけになるかもしれません。
また、友人ならではの視点や専門医の見解からアドバイスを受けることもあるでしょう。
精神的な疲れが取れるだけでなく、前向きになれるチャンスなので、ぜひ話を聞いてもらうことをおすすめします。
まとめ
今回は、『精神的に疲れたことが理由で休んでもいいのか』についてお話ししてきました。
結論から言うと、精神的に疲れた時は会社を休むのが正解です。
理由は以下のとおりです。
- 出勤しても集中して仕事をすることができない
- ミスや事故で会社に迷惑をかける可能性が高い
- 無理に働くとより心身を壊してしまう可能性が高い
精神的に疲れた時、体に表れるサインを見逃さないようにしてください。
実際に精神的な理由で会社を休む時の休み方と正しい伝え方について、以下のとおりご紹介しました。
- 前日or当日に欠勤を申し出る時の休み方:前日は直接上司に口頭で伝える、当日は電話連絡をする
- 有給を利用して数日~1週間程度休みたいときの休み方:事前に上司に申し出る
- 休職を利用してしばらく休みたい場合の休み方:就業規則を確認して手続きを踏む
休み方は、ご自身の状況や体調に応じて使い分けるようにしましょう。
最後に、精神的な理由で仕事を休んだ時の心身の正しい休め方を以下のとおりご紹介しています。
- 仕事のことを一切考えずやりたいことに没頭する
- 何もせず寝て過ごす・ぼーっと体を休める
- 自分にとってリフレッシュできることをする
- 信頼できる友人や専門医に話を聞いてもらう
精神的に疲れた時は思いきって休み、心身が回復するまで無理をしないようにしましょう。
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