「仕事に対してのモチベーションが全くない場合って辞めるべき?原因や対処法が知りたい!」
仕事に対して全くモチベーションが全くなくなってしまい、原因も対処法も分からないという人もいるでしょう。
そのために、仕事を辞めるべきなのかと悩んだり、原因や対処法を知りたいと思ったりしているかもしれません。
- 仕事のモチベーションが全くないなら辞めるべき?
- 仕事のモチベーションが全くない原因ってなに?
- 仕事のモチベーションが全くない時の対処法ってあるの?
など、知りたいこともたくさんあるでしょう。
そこで今回は、仕事のモチベーションが全くないなら辞めるべきなのかどうかを取り上げていきます。
また、仕事のモチベーションが全くない場合の原因や対処法も紹介していきますので、ぜひ、参考にしてみてください。
仕事のモチベーションが全くない時に考えられる原因…何が悪い?

まずは、仕事のモチベーションが全くない時に考えられる原因を取り上げていきます。
いったい何が悪くて仕事のモチベーションが出ないのか、考えられる原因として次のポイントを詳しく見ていきましょう。
- 労働環境・職場環境が悪い!自分に合っていない
- 仕事内容が希望していたものではない・楽しくない
- 頑張っても成果・成績をなかなか上げることができない
- 給与・会社での評価が見合っていない・努力が報われない
- メンタルが疲れ切っている・すべてに無気力になっている
労働環境・職場環境が悪い!自分に合っていない
仕事のモチベーションが全くなくなる原因として、まずは労働環境・職場環境の悪さがあげられます。
この労働環境や職場環境は自分には合っていないと感じ、仕事のモチベーションが下がっていくのです。
詳しくは、以下のような場合があります。
- 長時間労働が常態化していて休みも少ない
- 先輩や同僚が非協力的で自分のことしか考えない
- 上司が非常識で尊敬できない
- 会社の設備が汚い
- 職場の暑さ寒さがひどい
長時間労働が普通になっていて、そのうえ休みも少ない職場では、プライベートな時間をとるのは非常に難しいでしょう。
そうなると、趣味や好きなことをする時間もなく、睡眠時間さえ削られていくかもしれません。
そのため、疲労とストレスが溜まり、仕事のモチベーションがなくなる原因となるのです。
それに、先輩や同僚には自分に与えられた仕事以外には無関心で、仕事が終わるとさっさと帰ってしまう人もいます。
そんな非協力的な人ばかりがいる職場は、協力して仕事をするのが当たり前と考えている人にとって苦痛でしかないでしょう。
そのために、職場に対する期待度が低下し、仕事のモチベーションがなくなる原因となりがちです。
また、上司の中には自分はいつも正しいと考え、全く話を聞いてくれない人もいます。
そのうえ、ミスをすると同僚の前で罵倒したり、機嫌が悪いとすぐに態度に出したりするなら最悪です。
このような上司のいる職場では、一緒に仕事をすること自体が苦痛になり、仕事のモチベーションがなくなっていきます。
会社の設備でいうと、特にトイレが非常に汚い職場があります。
汚くて掃除もされていないトイレを1日に何度も使うと、そのたびにうんざりするでしょう。
また、空調設備が整えられておらず、暑さや寒さが耐え難い職場もあります。
空調設備が整っていない職場で毎日過ごせば、体調を崩してしまう恐れもありますよね。
にも関わらず、管理職のいる部屋だけはしっかりと空調が効いていることもあるのです。
そのため、こんな環境では働きたくないとの思いが強まり、仕事のモチベーションがなくなる原因となっていきます。
以上からわかるように、この場合に悪いのは会社による労働環境・職場環境です。
仕事内容が希望していたものではない・楽しくない
仕事内容が希望していたものではない場合も、仕事のモチベーションが全くない原因となります。
なぜなら、自分が思い描いていた仕事とのギャップがあまりにも大きくなるからです。
たとえば、人と話すのが得意なために営業職を希望していたにも関わらず、事務職に回されることもあるでしょう。
そうなると、好きな仕事で頑張っていたイメージが崩れ、やりがいも失ってしまいがちです。
そのため働いていても楽しくなく、仕事のモチベーションが全くなくなる原因になります。
このような状況に陥るのは、おもに次のような原因があります。
- 会社が本人の資質を把握していない
- 人員不足、または人手が足りている
- 適性がないと判断されている
- 本人が希望していてもその素質がない
- ステップアップのためにあえて配属されている
このように、さまざまな原因が考えられるため、一概に何が悪いとはいいきれないでしょう。
ステップアップのためなら、たとえ希望の部署に配属されていなくても我慢することも必要ですよね。
会社の都合もありますし、素質がなければ必ずしも配属が叶うとはいえないでしょう。
以上のことを考えると、会社側と社員の意思疎通が、問題解決の糸口になるかも知れません。
頑張っても成果・成績をなかなか上げることができない
頑張っても、成果や成績をなかなか上げることができないのも、仕事のモチベーションが全くなくなる原因です。
なぜなら、結果を出せないことで気持ちだけが空回りし、仕事への意欲をなくしていく場合が多いからです。
たとえば、いくら頑張っていたとしても、会社の指示を遂行するだけの能力が本人に足りていない場合もあるでしょう。
また、会社側が社員の能力をしっかりと把握していないため、能力以上の仕事を与えていることもあり得ます。
このような状況では、頑張っても成果・成績をなかなか上げられないことに失意を感じ、モチベーションをなくしがちです。
そのため、この場合では、会社側と社員それぞれに悪いところがあるのかもしれません。
給与・会社での評価が見合っていない・努力が報われない
「給与が少なく、会社での評価が見合っていない」「努力が報われていない」と感じるのも、モチベーションをなくす原因でしょう。
なぜなら、正当に評価されていないと感じることは仕事への意欲を減退させ、モチベーションを低めるからです。
このような状況は、成果を出すのが当たり前と考える会社に多く見られます。
また、部下の出した成果を上司が自分のものにしている場合もあるでしょう。
見合った評価が得られずに努力が報われない状況では、仕事のモチベーションが上がるはずもありません。
この場合は、仕事に対する会社の考え方や、部下に対する上司の対応が悪いといえるでしょう。
メンタルが疲れ切っている・すべてに無気力になっている
メンタルが疲れきっていたり、すべてに無気力になっていたりすると、仕事へのモチベーションを失いがちです。
こういった精神状態では、モチベーションの低下とともに仕事への意欲も失われていきます。
このような状況は、以下のような状況で起こる場合が多いのです。
- いくら頑張っても結果が出せない状況が長く続いている
- 上司によるパワハラや社内いじめの被害にあっている
- 残業や休日出勤が多く、疲労が蓄積している
このように、結果を出せない自分への失望感が、メンタルが疲れ切って無気力になる原因のひとつでしょう。
そして、職場でのパワハラやいじめなども、症状の悪化に影響するのです。
また、残業や休日出勤による過労も、症状を悪化させる要素の1つと考えられています。
たしかに残業や休日出勤が多くなるのは、社員自身の能力不足にも原因はあるかも知れません。
しかし、そうしなければ終わらないような仕事量を、会社側から強要されることもあるでしょう。
それに、パワハラやいじめをなくすように職場を管理するのは会社側の役割といえます。
以上から、メンタルの疲れや無気力感を生むのは、自分だけではなく会社側にも多くの原因があるといえるでしょう。
これらのことから、仕事のモチベーションをなくす状況は、会社・社員の双方に原因があって発生しているのがわかります。
会社側と社員がしっかりと意思疎通できる機会を増やすことで、このような状況の発生を減らせるかもしれません。
やる気が出なくて当たり前? 新卒・30代・40代…年代別によくある原因
年代によって、やる気が出ない原因には傾向があります。
よくある原因を知ると、やる気が出なくて当たり前と腑に落ちるかもしれません。
そこでここでは、新卒や30代、40代と年代別にやる気の出ない原因を取り上げてみました。
- 新卒や20代によくある原因
- 30代によくある原因
- 40代・50代によくある原因
それでは、自分の年代に照らし合わせて、やる気が出なくなる原因を詳しく見ていきましょう。
新卒や20代によくある原因
新卒や20代でのやる気が出なくなるおもな原因は、仕事に対するイメージと現実のギャップです。
というのも、働く前の仕事のイメージと実際に働いてからの仕事に差がありすぎると、失望感が生じがちだからです。
たとえば、実際の「給与」「昇進」「残業」「休暇」「人間関係」「仕事内容」などが、ギャップによる失望感を生み出します。
その結果、「こんなはずじゃなかった」「やりたかったことと違う」などの気持ちが強くなり、やる気を失わせるのです。
これが、新卒や20代など働き始めの人によくある、やる気が出なくて当たり前な原因といえます。
30代によくある原因
30代によくある、やる気が出なくなる原因は、主に以下の3つです。
- 仕事をする意欲の低下
- 職場の人間関係の悩み
- 家庭内での悩み
仕事をする意欲の低下が生じるのは、同じ業務の繰り返しや自分だけ昇進がないことなどがおもな理由です。
入社してからずっと同じ業務の繰り返しでは、うんざりして仕事への意欲を低下させ、やる気など出なくなります。
それに、自分は評価されないのにほかの同期が出世していくような状況も、仕事への意欲を大きく低下させ、やる気を失わせるのです。
また、上司によるパワハラや注意しても聞かない後輩など、職場での人間関係の悩みもあるでしょう。
さらに、両親や奥さん、子供などとうまくいかないなど、家庭内での悩みも影響してきます。
このように、入社した当時には考えてもいなかった理由が、30代でやる気が出なくて当たり前の原因になってきます。
40代・50代によくある原因
40代や50代になると、主に以下の2つがやる気が出なくて当たり前の原因となります。
- 燃え尽き症候群
- 更年期障害
「燃え尽き症候群」とは、ずっと頑張って仕事を続けていた人に突然発症することの多い症状です。
突然、「いつまでこんなことをしているのだろう」「自分の人生はこれでいいのか」など疑問やむなしさを感じ始めます。
すると急速に仕事に対してやる気を失ってしまうのです。
長年、成果を出すために自分の限界を超えて無理をしすぎてしまっていることが原因といわれています。
また、40代や50代は、更年期障害が発症しがちな年代でもあるのです。
なぜなら、更年期障害は必要なホルモンが減少することで発症するとされ、40代・50代がその年代にあたるためです。
発症すると何もしたくないと思うほどの極度の疲労感を感じるようになり、集中力を失ったり、うつ傾向になったりします。
年齢的に子どもが思春期に差し掛かって反抗的になったり、親の介護が始まったりする人もいるでしょう。
するとますます疲労感が増して仕事へのモチベーションが下がってしまいます。
このように、40代や50代では長期間の無理な動労や、年齢的な体の変化がやる気の出ない原因となることが多いのです。
仕事のモチベーションが全くない・やる気が出ない時にできる対処法

ここでは、モチベーションが全くなく、やる気が出ない時にできる対処法を取り上げていきます。
「モチベーションがない」「やる気がでない」と悩んでいるのなら、ぜひここで紹介している方法を参考にしてみてください。
- 仕事を休んでリフレッシュ・気分転換をする
- 信頼できる人や専門医などに相談する
- 自分の嫌なこと・できること(強み)を分析する
- 社内での異動や転職を検討する
一通り対処法を試すことで、今の会社を辞めずに再び頑張れる方法も見つかるかもしれません。
仕事を休んでリフレッシュ・気分転換をする
仕事のモチベーションが全くなくてやる気がでないときは、思い切って仕事を休んでリフレッシュや気分転換を図りましょう。
なぜなら、仕事のことを忘れしっかり休むことは、気持ちを上向きにする効果が高いためです。
それにより、モチベーションを回復してやる気が出てくることも十分に期待できるでしょう。
たとえば、仕事を休んで趣味を楽しむ、旅行をする、または十分に睡眠を取り心身を休めるなどがよいかもしれません。
山や海など、自然に触れ合えるような場所に出かけるのもおすすめです。
休んでいる間は、仕事のことを考えないで済むような環境に自分を置くといいでしょう。
また、会社によっては「リフレッシュ休暇」などが取れる場合があるので、それらを利用するのもよい方法です。
信頼できる人や専門医などに相談する
信頼できる人や専門医などに相談するのも、仕事のモチベーションややる気が出ない時のよい対処法です。
というのも、信頼できる人からなら、第三者として客観的な立場からアドバイスをしてもらえることが多いからです。
今まで自分では気づかなかった問題の解決法や、状況を改善するきっかけを得られるかも知れません。
話をしているうちに、自分の方向性が見えてくることもあります。
また、専門医に相談するのは、問題を確実に解決したい時に最も推奨できる対処法でしょう。
友人や知人、家族には言いづらいことも、専門家である医師になら話せるということもありますよね。
なぜなら、専門医なら症状がひどい場合でも、正しく解決に導いてくれることが期待できるからです。
このように、信頼できる人や専門医などに相談するのは、モチベーションを回復するのに非常に有効といえます。
自分の嫌なこと・できること(強み)を分析する
自分の嫌なことやできることを分析するのも、仕事のモチベーションが全くなくてやる気が出ない時に有効な対処法でしょう。
嫌なことを分析して仕事のモチベーションを下げる原因を明確にすれば、どのような対処が効果的かを検討できます。
一歩離れて自分と仕事の関わりを見つめてみると、いろいろな気づきもあるでしょう。
その結果、モチベーションを回復してやる気を出せる可能性が高まるのです。
また、自分が希望していない仕事をしているため、モチベーションをなくしている人もいるでしょう。
しかし、自分ができることが明確なら、その強みを会社にアピールして仕事を変えてもらうことも可能かもしれません。
もしそれが無理だとしても、自分の強みを生かせる仕事に転職する手もあるでしょう。
自分がやりたい仕事をするのは、モチベーションとやる気を出すにはとても重要な要素です。
以上のように、自分の嫌なことやできることを分析するのは、非常に有効な対処法です。
社内での異動や転職を検討する
社内での異動や転職を検討するのも、モチベーションが全くなくてやる気が出ないときにできる対処法です。
もしも今の会社を辞めたくないなら、上司や人事担当に異動の相談をしてみましょう。
相談をすることで、新たな解決策も生まれることが期待できます。
さらに、社内で異動することで人間関係や仕事内容が変わり、モチベーションが全くなくてやる気が出ない原因を解決できるかもしれません。
モチベーションアップにつながることも十分期待できるのです。
また、給与や労働時間、休日日数などの基本的な労働条件が原因なら、転職を検討するのもいいでしょう。
労働条件のより良い仕事に転職すれば、モチベーションを回復してやる気を出せるかもしれません。
このように、社内での異動や転職の検討は、モチベーションが全くなくてやる気が出ないときの対処法として有効なのです。
まとめ

今回は、仕事のモチベーションが全くないときには、辞めるべきなのかどうかを取り上げてきました。
辞めるべきかどうかは、モチベーションが全くない原因によって判断が違ってきます。
- 労働環境や職場環境が悪く自分になってない
- 仕事内容がそもそも希望していたものではなく楽しくない
- 頑張っても成果や成績が上がらない
- 給与・会社での評価が見合っておらず、努力も報われない
- メンタルが疲れ切っていて、すべてに無気力になっている
ご自分の場合の原因を、分析してみてください。
多くの場合は労働・職場環境が原因ですが、年代による特徴もあるのです。
- 20代は仕事に対するイメージと現実のギャップで失望する
- 30代は仕事をする意欲の低下や、職場、家庭内での悩み
- 40・50代は燃え尽き症候群や更年期障害
さらに仕事のモチベーションが全くないときややる気が出ない時にできる対処法としては、次のものがあります。
- 仕事を休んでリフレッシュ・気分転換をする
- 信頼できる人や専門医などに相談する
- 自分の嫌なこと・できること(強み)を分析する
- 社内での異動や転職を検討する
仕事のモチベーションが出ないときは、原因を考えつつ対処法を実践していくと打開策も出てくるでしょう。
これらを踏まえ、ぜひ今回の記事を仕事を辞めるべきかどうかの判断の参考にしてみてください。
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