夜勤は早死にしやすくなる?夜勤で10年以上の命削る行為は本当なのか?

夜勤は寿命が10年以上縮む?夜勤は早死にしやすくなるか徹底調査!

 

「夜勤は寿命が10年以上縮むって本当?早死にしやすくなるのかどうか知りたい!」

 

多くの人が寝静まっている夜に働く『夜勤』。

日勤よりも給料が高いため夜勤を選ぶ人もいますが、「寿命が10年以上縮む」「早死にする」という噂もあり、本当のところはどうなのかと気になっている方もいるでしょう。

 

  • 夜勤は寿命が10年以上縮むって本当?
  • 夜勤が体にどんな影響を与えるの?
  • 夜勤でも寿命が削れないコツを知りたい!

など、知りたいことも多いはず。

 

そういうわけで今回は、『夜勤で寿命が縮むのは本当なのか』、『夜勤は体にどんな影響を与えるのか』について解説していきます。

それでは早速みていきましょう!

 

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統計データなし?夜勤で寿命が10年以上縮めるって本当?早死には嘘?

夜勤は早死にしやすくなる?夜勤で10年以上の命削る行為は本当なのか?

 

夜勤で寿命が10年以上縮むという話は本当なのでしょうか?

なぜそんな話があるのか、本当に根拠があるのかと、気になっている方も多いはず。

 

そういうわけでここからは、夜勤で寿命が縮まるという話は本当なのか、データをみながら解説していきます!

 

夜勤で寿命が短くなるという統計データは存在しない?

 

「夜勤で寿命が短くなる」という噂はありますが、実のところ、それを証明する統計データは存在しません。

では、なぜ「夜勤で寿命が短くなる」と言われ始めたのでしょうか。

 

調べたところ、1976年にフランスのヴィスナール教授が、「夜勤は寿命を10年以上縮める」という発表をしたことがきっかけだと考えられているようです。

しかし、この件に関しては根拠が不明確。

 

具体的な研究内容や教授の写真なども見つからないため、信憑性に欠けますし、何より40年以上前の研究結果なので、現在に当てはめるのも無理がありますよね。

なので、必ずしも夜勤で寿命が縮むとは言い切れないでしょう。

 

夜勤従事者の割合と日本平均寿命の推移!寿命は伸びてる?

 

では、夜勤従事者の割合や日本の平均寿命の推移はどうでしょうか。

厚生労働省のデータを見ると、平成9年から平成24年までの期間、夜勤従事者は増加傾向にあります。

 

具体的なデータは以下のとおりです。

 

  • 平成9年……13.3%
  • 平成14年……17.8%
  • 平成19年……17.9%
  • 平成24年……21.8%

 

続いて、日本の平均寿命の推移をみていきましょう。

こちらも年々数値が伸びており、2010年は女性が86.39歳、男性が79.64歳に対し、2019年は女性87.45歳、男性81.41歳となっています。

 

つまり、「夜勤従事者が増加しているものの、平均寿命は伸びている」んですね。

この結果を見て、「夜勤で寿命が縮むのなら、平均寿命も短くなるはず」と考え、「夜勤で寿命は縮まない」と主張する人も存在します。

 

しかし、これだけでは夜勤で寿命が縮む・縮まないの判断はできません。

確かに平均寿命は伸びていますが、この数値は日本全体の人口から割り出したものであり、夜勤従事者以外の数値も混ざっているんですね。

 

単純に医療が発達した関係で寿命が伸びている可能性も考えられるので、このデータだけでは「夜勤で寿命は縮まない」とは言い切れないでしょう。

 

夜勤は「命削る」と言われる理由!ストレスが万病の元?

 

このようにデータだけでみると、夜勤と寿命の関係性が判断できません。

しかし、実際に夜勤を経験した人は口を揃えて「命を削っている感覚がある」と話すのだとか。

 

夜勤をすると生活が不規則になるので、思うように眠れなかったり疲れが取れなかったりして、体がだるくなるんですね。

そんな状態がずっと続くので、だんだんストレスが溜まってしまいます。

 

ストレスは「万病の元」であり、数々の病気を引き起こす原因になるといわれています。

そう考えると、夜勤はあらゆる病気を引き起こす可能性があるので、「命を削る働き方」だといえるでしょう。

 

そんな夜勤の仕事ですが、中には夜勤が向いている人というのも存在するのです。

 

そこで以下の記事では夜勤が向いている人の特徴をご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!

夜勤はすべてがおかしくなる理由!夜勤が向いてる人の特徴もご紹介!

 

夜勤が体に与える影響とは?夜勤を続けると命削るのかを解説!

夜勤は早死にしやすくなる?夜勤で10年以上の命削る行為は本当なのか?

 

「命を削る働き方」ともいえる夜勤は、体にどんな影響を与えるのでしょうか?

ここからは、夜勤が体に与える影響を3つご紹介します。

 

夜勤が体に与える影響①:セロトニン不足がうつの原因に?

 

「セロトニン」とは、頭の回転を良くしたり、やる気をアップしたりと、脳の働きを活発にしてくれるホルモンのことです。

そのほかストレスを抑えたり、精神を安定させたりする効果もあります。

 

セロトニンの分泌条件はさまざまですが、その一つとして挙げられるのが「日光を浴びること」。

日照時間に応じてセロトニンの分泌量が変動するのですが、夜勤だと昼間に外に出る機会が短くなるため、セロトニンが不足しやすいんですね。

 

すると、やる気がなくなったり情緒不安定になりやすくなったりします。

セロトニン不足の状態が続けば、最悪の場合、うつ病を引き起こしてしまうでしょう。

 

夜勤が体に与える影響②:睡眠障害からくるストレスで胃腸病に?

 

交代勤務で繰り返し夜勤をすると、体内時計が狂い、睡眠障害が起きやすくなります。

眠いのに寝付けなかったり、眠りが浅かったりして睡眠不足が続くと、脳の機能が低下して、どんどんストレスを蓄積してしまうんですね。

 

そのままの状態が続くと自律神経の乱れにより胃酸の分泌量が増えすぎたり、胃を守る胃粘液の量が減ったりして、胃を傷つけやすくなるんです。

その結果、急性胃炎や神経性胃炎、胃潰瘍などの胃腸病を起こしやすくなります。

 

また、名古屋大学によると、「夜勤従事者は、昼間に働く人と比べて、胃腸病を患うリスクが2倍高い」という研究報告も。

このように、夜勤をすると胃腸病になる可能性が高まるので、注意が必要です。

 

夜勤が体に与える影響③:発がん性のリスクもある!

 

夜勤は、発がん性のリスクを高めるといわれています。

なぜなら夜勤が続くと「メラトニン」という睡眠物質が分泌されにくくなるから。

 

メラトニンは睡眠のリズムを整えたり、心身をリラックスさせて眠りを促したりする効果があります。

しっかり睡眠を取れれば免疫機能が正常に働くので、がんになりにくくなるんですね。

 

また、メラトニンには、強い抗酸化作用もあります。

活性酸素など、がんを引き起こす可能性があるものから細胞を守ってくれるので、発がん性のリスクを下げてくれるんです。

 

しかしメラトニンは、セロトニンを材料にして分泌されるもの。

先に説明したように、夜勤だとセロトニンが不足しやすくなるので、メラトニンの分泌量も減少し、がんになるリスクが高まってしまいます。

 

これまでに、夜勤専従勤務者の乳がん発生リスクは2.9倍、交代勤務の男性は前立腺がんの発症リスクが3倍高いという研究結果もあります(日中勤務者と比較した数値)。

 

なお、以下の記事では仕事を辞めるべきかどうかのチェック項目をご紹介しています。

仕事を辞める判断基準を詳しく知りたい方は、ぜひチェックしてみてください!

 

仕事を辞めるべきかどうかの判断基準!チェック項目と後悔しない秘訣を紹介

 

夜勤でも寿命を削らないコツ!どうすれば早死にしなくて済むの?

夜勤は早死にしやすくなる?夜勤で10年以上の命削る行為は本当なのか?

 

このように夜勤は、さまざまな体の不調を引き起こす可能性があります。

命を脅かす病気を患えば、早死にしてしまうでしょう。

 

とはいえ、なかには今すぐ夜勤をやめられない人や、収入のために夜勤をしなければならない人もいるかもしれません。

そんな方のために、夜勤でも寿命を削らないコツをお伝えします。

 

昼夜逆転の生活でも体内時計を狂わさないこと!

 

夜勤でも寿命を削らないコツの1つ目は、体内時計を狂わさないことです。

体内時計が狂うと自律神経のバランスが乱れたり、睡眠障害を起こしたりして、さまざまな病気を引き起こすリスクが高まります。

 

なので、普段から体内時計が狂わないよう対策することが大切です。

体内時計が狂う大きな原因は、「不規則な生活」。

 

少しでも生活リズムを規則的にするため、休日は昼型の生活をするよう意識してください。

また、夜勤の週が始まる前に寝溜めしたり、終わったあとに昼寝し続けたりすると、生活リズムが乱れ、体内時計が狂いやすくなるのでやめましょう。

 

夜勤後は、朝または午前中に日光を浴びるとリズムを整えやすくなりますよ。

 

食事内容にも十分に気を使うこと!

 

夜勤でも寿命を削らないコツの2つ目は、食事内容にも十分に気を使うこと。

夜勤で睡眠不足になると、自律神経のバランスが乱れ、胃腸の働きが弱まる傾向にあります。

 

このタイミングで刺激物やジャンクフードなどを食べると、消化不良を起こしたり、胃酸が過剰分泌されて胃痛を引き起こしたりするんですね。

なので夜勤中は、栄養バランスのとれた、消化の良い食事を摂るよう心がけましょう。

 

また、睡眠不足は、食欲を増進させるホルモンが出やすくなります。

思いのままに食べると太り過ぎてしまい、生活習慣病を患うリスクが高まるんですね。

 

ですから食べすぎないよう、しっかり食事管理をしてください。

1日の食事回数を決めて食べ過ぎを防止したり、食べるとしてもできるだけヘルシーなものを選んだりすると良いでしょう。

 

夜勤を続けなくても生活できる「スキル」を身につける!

 

ここまでで、夜勤でも寿命を削らないコツを2つご紹介しました。

しかし、本当に寿命を削りたくないなら、夜勤のない仕事をするのが一番です。

 

寿命を削らないコツを意識すれば、いくらか早死にのリスクを減らせますが、身体への負担はゼロにできないんですね。

夜勤を続けながらの健康管理は難しいので、どうしても寿命を縮めやすくなるんです。

 

ですから、いつでも夜勤のない仕事ができるよう、さまざまな「スキル」を身につけていきましょう。

例えば、医療事務や簿記、MOSなどの資格を取得するのも一つの手。

 

また、WebライターやWebデザイナー、エンジニアなどのスキルを身につければ、フリーランスとして活動することも可能です。

ご自身の寿命を縮めないためにも、「スキルをつけて夜勤をやめる」という選択肢も検討してみることもおすすめ。

 

と言うのも、実際にスキルを身につければ家にいながら副業で月に50万円も稼ぐことも可能だからです。

 

そこで在宅で月収50万円稼ぐ主婦の話から、副業でお金を稼ぐ秘訣をわかりやすくご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください!

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まとめ

夜勤は早死にしやすくなる?夜勤で10年以上の命削る行為は本当なのか?

 

今回は、『夜勤で寿命が縮むのは本当なのか』、『夜勤は体にどんな影響を与えるのか』について解説しました。

「夜勤で寿命が10年以上縮む」という話には、はっきりとした根拠がありません。

 

1976年にフランスでそのような研究結果が発表されたようですが、具体的にどんな実験をしたのか、どんな根拠があるのか等、詳しく書かれたものは見つけられませんでした。

しかし、夜勤を続けると、体にさまざまな悪影響を与えるのは事実です。

 

うつを引き起こしたり、睡眠障害を起こしたり、発がん性が高くなったりするため、「命を削る働き方」といっても過言ではないでしょう。

このような体調不良や病気を防ぐには、「体内時計を狂わせないこと」と「食事内容に気を使うこと」が大切です。

 

この記事で具体的にどのようにすべきかもご紹介したので、ぜひ参考にしてください。

また、「スキルをつけて夜勤を辞める」のも選択肢の一つ。

 

夜勤の危険性を認識したうえで、今後の働き方を見直すのも良いでしょう。

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