「正社員型派遣はやめたほうがいいって聞くけど、本当なの? 」
派遣会社から正社員や契約社員として雇用される「正社員型派遣」。
福利厚生をはじめ多くのメリットがありますが、「正社員型派遣はやめたほうがいい」と主張する人もいるんです。
- そもそも正社員型派遣って何?
- 正社員型派遣に向いている人とは?
- 正社員型派遣はなぜやめたほうがいいのか?
- 派遣エンジニアを目指すならどこの派遣会社がおすすめ?
など、正社員型派遣について知りたいことも多いはず。
そこで今回は、正社員型派遣の特徴と「やめたほうがいい」と言われる理由をお話ししていきます。
さらに、デメリットを回避できるおすすめの派遣会社もご紹介していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
それでは早速参りましょう!
Table of Contents
正社員型派遣はやめたほうがいい?正社員型派遣の特徴や就業の流れ!
冒頭でも言いましたが、「正社員型派遣はやめたほうがいい」と主張する人が存在します。
そう主張するほとんどの理由が『正社員型派遣のデメリット』にあるわけですが、そもそも正社員型派遣とは何なのか?
まずは、その正社員型派遣の実態についてわかりやすくご紹介していきましょう!
正社員型派遣とは?正社員型派遣(常用型派遣)と登録型派遣を比較!
派遣には「登録型派遣」と「正社員型派遣」があります。
正社員型派遣とは、派遣会社から社員として雇われるタイプの働き方のことです。
一般的に多くの人がイメージする派遣の仕組みは、登録型派遣と呼ばれるものだと思います。
また正社員型派遣は常用型派遣とも言いますが、どちらも同じ意味です。
そして登録型派遣の場合、派遣会社は仕事を紹介する立場であり、派遣先で働いている間だけ派遣エンジニアを雇っています。
なので、基本的に登録型派遣エンジニアは派遣会社の社員ではありません。
一方で正社員型派遣は、派遣会社が正社員または契約社員として採用することになります。
つまり、実際に企業に派遣されていない間も正社員として雇われているので、待機期間中でも給料がもらえるのです。
登録型派遣と異なり定年まで仕事が保証されるので、一般企業の社員に近い働き方ができるといえるでしょう。
なお、2つの派遣タイプの特徴を比較すると以下になります。
派遣の種類 | 特徴 |
登録型派遣(一般派遣) |
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正社員型派遣(常用型派遣) |
|
給料だけでなく、社会保険や各種税金についても、派遣会社が行ってくれるので一般的な正社員と待遇が変わらないのが嬉しいポイント。
正社員型派遣の就業の流れ!一般企業に雇用されるのと同じ?
正社員型派遣の就業の流れとしては、以下のようなものが代表的です。
- 派遣会社のスタッフ募集に応募する
- 就職希望者として面接等の選考にのぞむ
- 選考に通過すると内定をもらえる
- 入社前研修に参加する
- 派遣先に派遣されて就業開始
- 派遣期間が終了したら次の派遣先が決まるまで待機
- 派遣と待機を繰り返す
このように、正社員型派遣については、就業の流れがほとんど一般企業と変わりません。
面接をはじめとする一般的な採用選考を受けたのち、通過した人だけが社員として派遣会社に採用されます。
また、内定後はすぐに派遣されるのではなく、研修が用意されている場合が多いです。
入社前研修では派遣先の仕事で使える技術・専門知識、ビジネスマナーなど、働くうえで必要なスキルを学べます。
一般企業と異なる点としては、自分の会社ではなく別の会社に派遣される点が代表的です。
派遣会社から指定された職場で働くことになりますが、派遣先の都合によっては途中で派遣期間が終了することもあるでしょう。
その場合は指示があるまで待機し、次の派遣先が決まったらまた働き始めます。
正社員型派遣の派遣エンジニアに向いてる人ってどんな人?
結論から言うと、正社員型派遣に向いてる人としては、以下のような特徴が挙げられます。
- 同じ職場で働き続けるのが嫌な人
- 複数の会社で働いてみたい人
- さまざまな知識・スキルを身に付けたい人
正社員型派遣では途中で派遣先が変わることもあり、社員として雇われながら複数の会社で働けるのが特徴的です。
なので、同じ職場に居続けるのが苦手な人・飽きっぽい人には向いているといえます。
派遣先が変われば付き合う人や業務などあらゆる点が変わるので、刺激を受けたり人生経験を積んだりしやすいですからね。
また、複数の会社で働くことで、幅広い知識やスキルが身につくのもメリットでしょう。
たとえば、同じ仕事に対する複数のやり方を学んだり、まったく違う業務に取り組んで知識・技術を習得できたりします。
自分の性格や目的に合っているなら、正社員型派遣で働くのもおすすめですよ。
ただし、以下の記事では「正社員に向いてない人の特徴」をご紹介していますので、それに当てはまるなら注意が必要。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
→正社員に向いてない?正社員に向いていない人はどうすればいいの?
正社員型派遣はやめとけ?正社員型派遣のデメリットをご紹介!
正社員型派遣のデメリット①:職場が変わる可能性がある
正社員型派遣では職場が変わる可能性があるので、その点をデメリットとして挙げる人も多いです。
正社員型派遣のスタッフは、派遣会社ではなく派遣先の会社で働くことになります。
しかし、あくまで派遣会社から雇われている身であり、派遣先の社員になったわけではない点に注意が必要です。
たとえば、現在の派遣先や派遣会社の都合によって、突然派遣期間が終了することも。
そうなると派遣会社の指示にしたがって、慣れ親しんだ職場を離れて別の派遣先に行かなければならないんです。
もし現在の職場を気に入っていた場合、非常にショックが大きいでしょう。
このように正社員型派遣では、自分と相性の良い職場が見つかったとしても、そこで働き続けられるとは限りません。
こうしたケースに耐えられないという人は正社員型派遣を避けたほうがいいでしょう。
正社員型派遣のデメリット②:働く場所が選べない
登録型派遣と異なり働く場所が選べない点も、正社員型派遣のデメリットとして挙げられるでしょう。
たとえば登録型派遣であれば、派遣先が決まったときだけ雇われる仕組みです。
なので、興味がなかったり都合が合わなかったりする職場・業務を紹介された場合、自由に断れるんですね。
すなわち、登録型派遣なら好きな業務・職場だけ選んで働けるということ。
一方、正社員型派遣の派遣スタッフは社員として雇われているので、基本的には派遣会社や上司の指示にしたがう必要があります。
つまり、登録型派遣と比べると、仕事や働く場所の希望が通りにくいんです。
このように、正社員型派遣の場合は雇用が安定している反面、常に雇われていることで仕事の自由度は低くなっています。
もし特定の会社・業種を狙っているなら、一般企業に就職したほうが良いでしょう。
または、時間や場所を気にせず働きたいなら「自宅で起業する」というのもおすすめ。
起業と言っても決して難しいことや複雑なことではありません。
以下の記事では、自宅でできる起業アイデアをご紹介していますので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
→自宅でできる起業アイデア!必ず見つかる起業アイデアをご紹介!
正社員型派遣のデメリット③:給料が上がりにくい
正社員型派遣には、一般企業と比較すると給料が上がりにくいというデメリットがあります。
正社員型派遣の場合、そもそも一般企業より給料が低くなっているケースが多いです。
派遣先や業界の平均収入と比べてしまうと見劣りしてしまうので、モチベーション低下や不満につながる可能性があるでしょう。
また、正社員型派遣のスタッフは派遣会社の社員であり、派遣先の社員ではありません。
給料やポジションなどは派遣会社の基準で決まるので、派遣先の昇格基準を満たしても役職がつかないんですね。
成果を出しても出世できないので、派遣先の社員と比べて給料が上がりにくいんです。
これらのことから、大きく稼ぎたい人や周りと収入を比べがちな人は、正社員型派遣が向いていないといえるでしょう。
他にも、正社員型派遣と同じくらい「やめとけ」と噂される仕事が『データサイエンティスト』。
今後、ますます需要が伸びてきそうなデータサイエンティストですが、「やめとけ」と言われているのです。
詳しい理由について知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください!
→データサイエンティストは後悔する?やめとけと言われる理由をご紹介!
正社員型派遣はやめたほうがいい?正社員型派遣のメリットをご紹介!
正社員型派遣のメリット①:福利厚生・ボーナスが出ることもある
正社員型派遣のメリットとしては、登録型派遣と異なり福利厚生・ボーナスが出ることもある点が代表的です。
登録型派遣の場合、派遣会社に登録して仕事を紹介してもらう仕組みになっています。
スタッフは派遣会社の社員ではないため、福利厚生が充実していたりボーナスが出たりするケースは基本的にないでしょう。
一方で、正社員型派遣は派遣会社の社員として雇われるのが特徴的な働き方です。
つまり、スタッフは派遣会社の社員として扱われるので、福利厚生・ボーナスがしっかりと用意されていることがあります。
これらが充実しているかは派遣会社次第なので、必ずしも制度が存在するとは限りません。
ですが、派遣社員でありながら一般企業に近い労働条件で働ける可能性があるのは、大きなメリットといえるでしょう。
正社員型派遣のメリット②:大手企業や優良企業への派遣も多い
正社員型派遣では大手企業や優良企業への派遣が多いので、その点もメリットとして挙げられるでしょう。
大手企業や優良企業は、就活生・転職者から人気があります。
そうすると採用枠に対して応募が殺到するので、とくに新卒で選考を突破・入社するのは非常に難しいといえるでしょう。
だから、ほとんどの人はこうした良い企業で働く経験を積めないんですね。
しかし、正社員型派遣では、そんな憧れの大手企業・優良企業に派遣されて働けるチャンスがあるんです。
貴重な体験ができるうえ、良い労働環境の職場にめぐり合えるのはメリットといえます。
さらに、派遣先で良い働きぶりを見せたり大きな成果を挙げたりすれば、引き抜きで社員になれるケースも珍しくありません。
大企業・優良企業で働きたいという人は、正社員型派遣を試してみるのもおすすめです。
正社員型派遣のメリット③:様々な経験をしてスキルアップできる
正社員型派遣では複数の会社で働けるため、様々な経験をしてスキルアップできるというメリットもあります。
正社員型派遣の場合、一般企業とは異なり職場が変わるという点が特徴的です。
派遣先の変更にともなって同僚や業務が変わることで、一社に勤める場合より幅広い経験を積めるチャンスがあるんですね。
正社員型派遣の一つの職場で働き続けるのが難しい点は、デメリットにもなり得ます。
たとえば、せっかく楽しく働ける職場を見つけたのに、別の派遣先に行かなければならないケースも出てくるでしょう。
ですが、様々なスキルが身に付いたり刺激をもらえたりするなど、メリットも大きいです。
転職活動を行わずに複数の職場を経験できる点が良いと感じるなら、ぜひ正社員型派遣で働いてみてください!
正社員型派遣(常用型派遣)を探すときのおすすめ会社!テンプスタッフ?
では、正社員派遣型の派遣エンジニアとして働きたい人におすすめの派遣会社をご紹介していきます。
結論から言うと、正社員型派遣で働きたいなら以下の2社がおすすめ。
funtable(テンプスタッフ) |
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ミラエール |
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これから派遣エンジニアとして転職を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
正社員型派遣(常用型派遣)のおすすめ①:funtable(テンプスタッフ)
正社員型派遣のおすすめ会社1つ目は、テンプスタッフが展開している「funtable(ファンタブル)」。
常用型派遣としてテンプスタッフに雇われながら、派遣先で直接雇用を目指す制度が特徴的です。
正社員型派遣のデメリットでもある「突然派遣期間が終了して、職場が変わる可能性がある」をカバーしてくれます。
運営会社が大手ということもあり、求人数が圧倒的に多いのも嬉しいポイント。
つまり、自分の希望・適正にあった企業で働けるチャンスが多いんです!
正社員型派遣(常用型派遣)のおすすめ②:ミラエール
続いて正社員型派遣のおすすめ会社2つ目は、スタッフサービスの社員として派遣する仕組みで、若年層向けの常用型派遣「ミラエール」。
従来の派遣エンジニアとは以下の4つの点が異なります。
- 無期限の雇用契約だから安定的な収入を得ることができる
- 多彩な無料研修で必要なスキルを習得できる
- 土日祝は休みのお仕事
- 育休・産休の取得も可能で福利厚生も充実
このように、若年層が事務職未経験でも働きながらスキルアップできるように支援する新しい仕組みが特徴的。
だからこそ、長く働き続けることができるんです。
またミラエールは、他のどの派遣企業よりも早く事務職の常用型派遣を始めたため、すでに6000名以上が事務職として働いています。
土日祝が休みの企業に派遣されるため、今まで平日休みで友達と予定が合わなかった人も、休みが合わせられたり。
プライベートが充実すること間違いなしです!
まとめ
今回は、正社員型派遣はやめたほうがいいといわれる理由、そして正社員型派遣のメリット・デメリットについて解説しました。
正社員型派遣とは、派遣会社から社員として雇われる働き方のこと。
派遣先が変わることで複数の職場を経験するチャンスがあるものの、逆に良い職場を見つけても働き続けられない可能性があります。
一長一短ある働き方なので、自分の目的に合っているか考えてから就職を検討しましょう。
今回は仕事上のメリット・デメリットを交えつつ、正社員派遣が向いている人についても解説しています。
もし正社員型派遣に興味がある人は、ぜひこちらも参考にしてみてください!
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