「データサイエンティストやめておけと言われる理由が知りたい!一体なにがそんなにつらいんだろうか?」
今あるデータを活用し新しい価値を提案する『データサイエンティスト』。
10年前まではマイナーな職業でしたが、ビッグデータや機械学習を使ったビジネスが普及したことで、年々需要が高まっています。
ですが、「データサイエンティストは辞めておけ」という意見も多いので、就くのを躊躇している人もいるはず。
- データサイエンティストはどんな仕事?
- データサイエンティストの仕事は何がつらいの?
- 止めとけと言われるのはどうして?
など、データサイエンティストの仕事について事前に把握しておきたいところでしょう。
ということで今回は、『データサイエンティストはやめとけと言われる理由』や『何がつらいのか』についてご紹介していきます!
Table of Contents
データサイエンティストはやめとけと言われる理由!後悔するって本当?
今後、益々需要が伸びてきそうなデータサイエンティストが、どうして「やめとけ」と言われているのでしょうか。
その理由がわからないと、始めたくても躊躇してしまいますよね。
具体的に何がつらいのかも気になるところです。
ということでまずは、『データサイエンティストはやめとけと言われる理由』と『何がつらいのか』からお話ししていきましょう!
未経験者はやめとけ!レベルの高い志望者が増えて競争率も高い
まず、データサイエンティストは未経験者にはおすすめできません。
なぜなら、志望者のレベルが高く競争率も激しいからです。
例えば、データサイエンティストの求人倍率は0.2%(1つの求人につき5名の志願者)、対してソフトウエアエンジニアは0.5%(1つの求人につき2名の志願者)と言われています。
これは想像以上に厳しい数字ではないでしょうか。
そもそも採用されないから『やめとけ』ということなんですね。
それでも運よく未経験でも採用されたとします。
ところが、未経験者にとって聞きなじみのない専門用語が多く覚えることがとにかくたくさんあります。
未経験者にとっては険しい道が待っているので、つらくなり、辞めてしまうということです。
なお以下の記事では、『今後危ない業界・将来性のない仕事』をランキング形式でご紹介しています。
今回の記事と合わせてぜひ参考にしてみてください!
→今後危ない業界とは?将来性のない業界・将来性のない仕事ランキング!
挫折者多数?業務内容が多くて身につける技術のレベルが高いから
データサイエンティストは挫折者が多いとも言われています。
なぜなら、業務内容が多く、高いレベルの技術を求められるから。
データサイエンティストは競争率が高いものの、現場では人手不足になっていることが多いのです。
そうすると、1人に割り振られる業務が多くなってしまうんですね。
さらに、データサイエンティストがデータを分析して出した答えは企業の利益に直結するので、正確で高い技術が求められます。
1人で背負っている業務が多く、1つ1つに求められるレベルが高いので、重圧に耐えられずつらくなって挫折してしまうのでしょう!
もし、「給料が安くてもいいから、とにかく精神的に楽な仕事をしたい!」のであれば、ぜひ以下の記事をチェックしてみてください!
→給料安くてもいいからとにかく精神的に楽な仕事!高収入の期待も?
データサイエンティストは激務?残業や休日出勤も多くてつらいから
先述したように、データサイエンティストは慢性的に人手不足の状態にあります。
そのため、タスクが追いつかず、残業や休日出勤が増えることは容易に想像できるでしょう。
さらに、依頼主に理解がないとデータサイエンティストはさらに激務に追い込まれます。
なぜなら、依頼主にデータサイエンティストの仕事に対する理解がないと、無理なことを求められるからです。
例えば、分析依頼されたデータそのものの質がよくなければ、導き出される結果の質も当然低いはず。
しかし、依頼者がここを理解していないと、「間違った結果を出してきた」と責められたり、「もう一度やり直してほしい」と不毛なことを求められたりするのです。
いくらやっても意味のない業務に携わり続け、そうしている間に新しい業務が舞い込んでくる……。
データサイエンティストはやめとけ、つらいと言われるのはこんな理由もあるようです!
他にも、データサイエンティストと同じくらい「やめとけ」と噂される職種が『正社員型派遣』。
福利厚生をはじめ多数のメリットがありますが、「やめとけ」と言われているのです。
詳しい理由について知りたい方は、以下の記事をチェックしてみてください!
→正社員型派遣はやめたほうがいい?派遣エンジニアでおすすめの会社!
データサイエンティストとは?年収、必要な資格やスキルを解説!
データサイエンティストのつらい側面を知っても、「それでもチャレンジしたい!」と思う人もいるはず。
ということでここでは、『そもそもデータサイエンティストとは何か?』と『必要な資格やスキル』についてご紹介していきます!
データサイエンティストとは?膨大なデータを収集・分析する専門家!
データサイエンティストとは、統計などの情報科学理論を活用するデータの専門家のことです。
企業のあらゆるデータを収集し、それらを分析します。
そして、そこからビジネスの課題を見つけ出し、答えを導くという職業です。
たとえば、商品の売れ行きから売れやすい商品を解析するといった感じに、膨大なデータから解析を行います。
また、データサイエンティストの仕事はそれ以外にも、アクセス解析や映像解析などさまざまな分野に携わっています。
このように、さまざまなデータを収集・分析し、企業が抱えるビジネスの課題を解決に導くのがデータサイエンティストという職業です!
データサイエンティストの年収は?日本の平均年収よりも高い!
気になるデータサイエンティストの年収は約650万円と言われています。
日本の平均年収が約420万円なので平均よりも高いんです。
以下ツイートにあるように、高いスキルを持った能力の高い人だと「年収1000万円」を超えることもあります。
東京財団政策研究所よりデータサイエンティストの公募.
・年収 600万~1000万円程度(応相談)
・社会科学等の応用分野に機械学習を活用していく意欲があること
・修士以上の学位を有すること
・Pythonによるプログラミングの経験があること などhttps://t.co/dHZPZoYfdy— Hideyasu Sato (@hsato_) February 16, 2020
いずれにせよ、データサイエンティストの年収は高めと言えますね!
データサイエンティストに必要な資格やスキルは統計学・IT知識!
データサイエンティストには明確に必要な資格やスキルがあります。
それは統計学とIT知識全般です。
以下ツイートによると、「機械学習」や「実際の業務知識」も必要とのこと。
データサイエンティストには3つのスコープが必要らしいです。
1.統計学や機械学習の学術知識
2.ビッグデータを扱うIT知識
3.実際の課題やデータが直面する業務知識まだまだデータサイエンティストなんて言えないけど、私は学術知識が弱い。
頑張りましょう!#DataScientists #bigdata— w.m.m.c (@wmmc13) October 13, 2021
データサイエンティスト自体に資格は必要ありませんが、取っておくと有利な資格を以下にまとめてみました。
- 情報処理技術者試験
- 統計士とデータ解析士
- オープンソースデータベース技術者認定資
- オラクルマスター
- 統計検定準1級
- Python3エンジニア認定基礎試験
- G検定・E資格
上記のいずれも、膨大なデータ分析をする時に役立つ資格・スキルです。
データサイエンティストを目指すなら統計学とIT知識全般への理解を深め、必要な資格を取っておくといいでしょう!
他にも、以下の記事では「なってよかった職業ランキング」をご紹介していますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください!
→就いてよかった職業ランキング!男性&女性別になってよかった仕事を紹介
こんな理由ならデータサイエンティストは後悔するからやめとけ!
データサイエンティストを目指す理由としておすすめできないものがいくつかあります。
これから取り上げる理由でデータサイエンティストを目指すと、後悔する可能性が高いので要注意です。
自分が志す理由が当てはまっていないか、しっかり確認しておきましょう!
今流行りの仕事だから!求められる知識やスキルのレベルは高い
「流行ってるから!」、「なんかカッコいい」そんな理由でデータサイエンティストになると後悔するのでおすすめできません。
なぜなら上記のような理由で始めると、求められる知識やスキルのレベルの高さについていけなくなるから。
流行りだからという理由で就いても「思っていたのと違う……」となり、すぐに辞めてしまう可能性が高いでしょう。
「データサイエンティストの仕事は難しい」という本質を理解しないまま、気軽な気持ちで始められるものではありません!
一人で黙々とできそうな仕事だから!コミュニケーション力は必須
データ分析というと、デスクで一人黙々と仕事をしているイメージを持たれがち。
ですが実際は人と接する機会が多い仕事なので、コミュニケーション力が必須になります。
なので、「一人で黙々とできそうな仕事だから」という理由でデータサイエンティストになるのは、やめておくのが無難です。
コミュ障の人だと、つらくて直ぐに辞めてしまいたくなるかもしれません。
データサイエンティストには、依頼主がどんな課題を抱えているのか察する力、分析結果を論理的に説明する力などが求められます。
要するに、高度なコミニュケーション力が求められるんですね。
「コミニュケーションを取るのが苦手だから、一人で黙々とできそうなデータサイエンティストになろう!」
などの理由でデータサイエンティストを志すと、実務とのギャップでつらくなる可能性が高いので、おすすめできません!
データサイエンティストを目指すならビジネスについて勉強しよう
データサイエンティストを目指すならビジネスについて勉強することも必要です。
なぜなら、データ分析から導き出した結果は、ビジネスの重要な意思決定の場で使用される機会も多いからです。
なのでたとえば、マーケティングや経営者視点の判断が求められることも多いんですよ。
ビジネスには色んな意味がありますが、ここでは「ビジネス=利益を追求すること」を指しています。
ただデータの分析をすればいい仕事だと思って就いてみると、ビジネス的な視点を持った周りについていけず後悔することになるでしょう!
例えば、ビジネスマンとしては必須スキルと言われている「論理的思考」を身につけるのがおすすめ。
以下の記事では、論理的思考力の鍛え方もご紹介していますので、データサイエンティストを目指すならぜひチェックしてみてください!
→論理的思考ができる人の特徴!論理的思考力はどうやって鍛える?
まとめ
今回は『データサイエンティストはやめとけと言われる理由』と、『なぜ辛いと言われるのか』について解説しました。
結論、データサイエンティストは難しい仕事が多いからやめとけと言われるんですね。
加えて、覚えないといけないことが多かったり辞めていく人たちのしわ寄せがきたりして、激務になりやすいのもその理由として挙げられるでしょう。
とくに初心者には、ハードルが高い職業と言えますね。
それでもやりがいを感じやすい仕事であることは間違いなく、また、年収が高いのも魅力的です。
いずれにせよ、データサイエンティストを目指すなら、つらいと言われる側面を理解したうえでチャレンジするようにしましょう!
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